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月見団子!白玉粉・上新粉・だんご粉の違いは?簡単レシピと食べ方も

目安時間約 8分

みたらし団子に三色だんごなど、おいしい和菓子たち。

和菓子屋さんやお店でも簡単に手に入りますが
お月見なんかのイベントのときは自分で作った方が風情もあるし楽しそう。

でも、もちもちしたお団子を自分で作ろうと思っても、白玉粉、上新粉、だんご粉・・・・
いったいどれが合ってるの?何が違うの?
  

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1章 お月見団子、白玉粉、上新粉、だんご粉の違いは?

白玉粉、もち粉、上新粉は、どれでもお餅や団子のようなものを作ることができます。
どれを使うかによって、食感が変わってきます。
 
■つるんとフワフワもちもち柔らかくがお好みなら…白玉粉
 
もち米を粉にしたものがもち粉。関東では求肥粉とも呼ばれます。
白玉粉ももち粉ですが、もち粉よりもさらに粒子が細かいものです。
  
・原料
もち米
 
・どうやって作る?
昔は冬の寒さが厳しい頃に綺麗な水が得られる場所で製造していたといいます。
もち米を精白し、水に漬けて柔らかくし、水ごとすり潰します(水挽きと言います)。
その上澄みを捨てて沈殿物を乾燥させるという作業を何度か繰り返して、最終的に乾燥したものを粗く砕いたものが白玉粉になります。
別名”寒晒し”。
 
こうした作業のおかげで、白玉粉はもち粉に比べて粉のキメがとても細かいため、お団子にした際に、つるんとした非常に滑らかな口当たりになります。
 
良質なものは、しっかり乾燥してあるため白色で光沢があり、粉質が微細。茹であげてフワッとした柔らかさと弾力があり、冷やしても固くなりません。
 
お餅とは別なまろやかな風味があり、白玉だんごや求肥など高級菓子材料として使用されています。
   
白玉粉でお団子を作る場合は、こねて丸めて茹でるだけなので簡単です。
ただし、軟らかくなり過ぎるのが弱点です。
茹であがったら即、冷水にさらすと、食感が引き締まります。
  
ただ、柔らかい故、白玉団子は冷めると型崩れしてしまうので、お供えの団子には不向きですね。
 
水を加えて捏ねてから蒸し、更に捏ねて形成することもできます。
求肥粉がない場合、白玉粉で求肥を作ることもできます。
  
■歯切れのよさが欲しいなら…上新粉
 
・原料
うるち米、つまり普通のお米ですね。
 
・どうやって作る?
うるち米を精白し、水洗いして乾燥し粉砕します。
そういったものを新粉と呼び、きめが細かく上質なものを上新粉、それよりもっときめの細かいものを上用粉と呼びます
  
米粉とは精製方法が違い、米粉よりも粒子が粗くて風味も若干強めに感じます。水には溶けません。
  
もち米が入らないので、粘りのある感じではなく歯ごたえのあるお団子になります。
業務用の和菓子原材料としても需要があり、米穀粉の中では最も多く生産されているそうです。
 
白玉を作る要領で丸めて茹でることも可能ですが、本来は水を加えて捏ね、蒸した後に更に捏ねてから形成します。
蒸してから良くこねることで、軟らかくつややかに仕上がります。(ぬれ布きんで包むと、捏ねやすい)
  
ご飯は冷めると硬くなってしまいますよね。
同様に、上新粉で作ったものは冷めるとそのおいしさは半減してしまいます。
白玉粉を少し混ぜたり、山芋粉を加えたり、みたらし団子のようにたれでコーティングしてあげると美味しさが長持ちします。
 
■モチモチしながらもコシがほしいなら…だんご粉
 
白玉粉と上新粉を合わせたのがだんご粉。
 
・原料
うるち米・もち米
 
・どうやって作る?
うるち米・もち米を精白し、水で洗い粉砕し乾燥してつくります。配合比率はメーカーにより異なりますが、うるち米の率が多いほど、白玉粉やもち粉に比べて弾力(コシ)のあるだんごができます。
柔らか過ぎないので、おだんごを作りやすいと言えるでしょう。また、もち粉をブレンドすることにより日持ちさせやすくなります。時間がたってもお団子が固くなりにくいのです。
 
うるち米やもち米の弱点を補い、団子を作りやすい粉。白玉粉と同様にこねて丸めて茹でて作ります。
蒸さずに団子が作れるので、簡単にきれいな団子が作れます
茹でた後は、上新粉と同じように自然に冷まします。
 
うるち米が入っている分、白玉粉より安めです。
  
■結論
 
お月見団子には、「だんご粉」が最適でしょう。
 
好みの硬さにしたいときは、上新粉と白玉粉を混ぜても作ることができます。
固めがいいなら上新粉多めに、柔らかくもちもちがいいなら白玉粉を多めに。
 
食感や風味の微妙な違いを生かして使い分ける、日本人の味覚の繊細さを感じますね。
 

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2章 材料2つ!固くならないお月見団子の作り方

 
やはりお供えするので、食べるときはある程度時間がたってしまいます。
作るときに砂糖が入っていた方が固くならないとは言われますが…
  
時間が経ってもおいしいお団子の作り方をご紹介します。
これは私が学生時代におやつによく作っていました^^
 
■材料2つ!簡単お団子の作り方
 
【材料】
・白玉粉
・お豆腐(絹ごし)
 
【作り方】
・白玉粉をお好みの分量ボールに出します。
 
・そこにお豆腐を入れ、「耳たぶ」くらいの柔らかさになるまでこねます。
※お豆腐の量は、固さで調節します。
 
・お湯を沸かし、ゆでます。
  
・冷水で冷やし、水気を切ります。
 
★できあがり
 
かぼちゃのペーストを混ぜれば、黄色いお団子も作れますよ!
とても簡単なので、季節に関係なくよく作っていました。。。
 

3章 お月見団子、おいしい食べ方とたれの作り方

  
さて、お供えが終わったら早速食べるわけですが、どんな食べ方がおいしいでしょう?
 
■餡
あんこをつけて。関西では、あんこを雲に見立てて、お団子をぐるっとあんこで包むそうです。
 
■黄な粉、黒砂糖
黒砂糖だけでもおいしいですが、黒蜜黄な粉にしてもおいしいですね♪
シンプルに黄な粉とお砂糖をたっぷりつけても。 

■みたらし
やっぱりみたらしは外せないですね。
 
タレの作り方もとっても簡単。
 
【材料】
・醤油
・砂糖
・片栗粉
・昆布だし
 
【作り方】
・お好みの量の砂糖を鍋にとり、水と醤油、昆布だしを少々を加え、鍋でお砂糖を煮て溶かします。
・溶けてきたら、水溶き片栗粉を少し加え(片栗粉を加えたら弱火にする)、とろみがついたら完成★
 水溶き片栗粉は少しで大丈夫ですが、多めにしてとろん(プルプル?)としたタレをたっぷりつけるのもおいしいです。

■煮物に入れる
これはちょっと変わっていますが、味付け的にはみたらしと同じですからね。
里芋の煮ものとかよさそうですね。
そもそも、季節のお供えということで、お月見には里芋もお供えされています。
そのため中秋の名月は芋名月とも。お月見の由来はこちらの記事で。
 

まとめ

今年のお月見はおいしい自作のお団子とご一緒にいかがですか?

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