国際線の荷物のサイズ編の続き。
今回の荷物の検査について。どういう検査をされているのでしょうか?預けるカバンって、布製を使っても大丈夫なのでしょうか?そして薬は、預けたほうがいいのでしょうか?
預けたときのスーツケースの中身って見られているのでしょうか?
その答えは、X線で「見られ」、「ランダムで開けられる」です。
多くのの空港では、預託後「インライン・スクリーン・システム」言って、航空機に搭載されるまでの間にベルトコンベア上で自動的にチェックされます。(参考:成田空港「預ける荷物の検査」)
スーツケースって金属でできているので、X線では中は見えないのではないか?いいえ、X線は金属でも透過します。さらに空港用のスキャナは材質毎に着色しますので、「カタチ」だけでなく「何で出来ているか」も分かってしまいます。
荷物は、出発時に調べられることがあります。
これは抜き打ちのようです。つまり誰の荷物が開けられるかはランダムで決まるということです。怪しい人だけを抽出していると、怪しくない風を装っていれば素通りとなってしまいますからね。
どう見ても普通の家族連れの旅行者としか見えない方がその抽出の検査に当たってカウンター脇のカーテンで仕切られた場所に連れて行かれ、係員数名に検査されていました。スーツケースをX線で見た後だとか、パスポートを見たというわけでもなく、ただ連れて行かれた感じでした。
確かに映画とかでも、家族づれを装って逃げる犯人とかいますもんね…。
別のときにも、何人かに一人が機内持ち込み手荷物を検査されていました。この時は、前の人が終わった時点で通りかかった人を調査の対象にしているようでした。
というわけで、X線と、ランダムで荷物検査があるようです。
預ける荷物は、布製のカバンでも大丈夫なのでしょうか?
布製のカバンを預けている方は結構います。かく言う私も、旅行期間が短いときは布製の旅行カバンで行き、預けることもしばしば。ちなみにカギはつけていませんが、出来ればつけたほうがいいでしょうね^^;
鉄則は、取られて困る貴重品は入れない、ということです。私はなくなっても困らないやーくらいのものを入れています。(そりゃあちょっとは困りますが…。)
貴重品は、身の回りの品として機内に持ち込みましょう。(機内には、身の回り品+機内持ち込み荷物1つ、を持ち込み可能です)
あと、布製のカバンを使用される場合には、液体の扱いに注意しましょう。布製のカバンの場合、他のスーツケースの間に挟まれてつぶされる、なんてことも考えられます。できれば、ジップロックなどの密封袋に入れておくと安心でしょう。
というわけで、預ける荷物はスーツケースでないとダメということはありません。
最後に、薬についてです。常備薬については、機内持ち込みにしましょう。
麻薬等を見つけるための検査なので、数量が異常であればチェックされるかもしれませんが、最近の薬には薬品名も記入されていますので、没収される心配はないでしょう。ただしペットボトル入りの液体状の薬品だと、その場で本人が飲まされることがあるそうです。薬がX線を通すといけないときは、手渡しで検査を受けてください。
薬を預けた場合、ロストバゲージした際に、常備薬を服薬できないことになってしまいます。しかも荷物が届くまで。自分の生活を維持するために必需品は、機内持ち込みしたほうが安心ということです。
荷物の検査と安全性についてまとめました。
安心安全に荷物と一緒に渡航して、快適な旅を!
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