暑中見舞いを出すつもりが、いつの間にか夏も終わりごろに…
残暑見舞いは、まだ出しても大丈夫なんだっけ?
ということにならないように、いつまで残暑見舞いが出してOKなのか、また、そのほかの挨拶状の時期をまとめました。
そしてもし出し遅れてしまったときの対処法も。
ずばり残暑見舞いは、
二十四節季の立秋から、 おおよそ8月末までの時期に出す挨拶状です。
いつ頃までという解釈はまちまちで、最も遅いのは、9月初旬の白露の前日までに出します。
(とはいえ、8月末までに出すのが良いでしょう)
■そもそも暑中見舞いや残暑見舞いとは?
[su_quote cite="暑中見舞いとは" url="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%91%E4%B8%AD%E8%A6%8B%E8%88%9E%E3%81%84"]暑中見舞い(しょちゅうみまい)とは、暑中に知人などへ安否を尋ねるために家を訪問したり、手紙を出すこと。 または、その手紙や贈り物そのものを指す。 関連する残暑見舞い(ざんしょみまい)についても取り扱う。 本来は、1年で最も暑い時期に相手の健康を気遣う趣旨のものであるが、現在は単なる社交辞令となっている面もある。[/su_quote]
また、なかなか会えない人に自分の近況を伝えるのにも適していますね。
■いつ出す?
暑中見舞いは立秋前日まで。
それ以降が残暑見舞いになります。
暑中とは、二十四節気の中の「大暑」にあたる期間のことで、立秋の前日までをいいます。
暑中見舞いは、小暑(太陽暦の7/7ごろ)から立秋(太陽暦の8/7ごろ)までに出しますが、本来は大暑(太陽暦の7/22ごろ)から立秋までに出すのが正式。また立秋を過ぎてしまったら、「残暑見舞い」として送ります。
■ユニークに…
ちなみに切手を貼れば、はがきでなくても送れるそうです。
うちわなどに切手を貼って送れば、型破りで喜んでもらえそうですね!
挨拶状の慣習としてあるのは、年賀状に始まり、寒中見舞い、暑中見舞い、残暑見舞いです。
春と秋などの過ごしやすい時期なので身体の心配はしないのです。
二十四節気と挨拶状の一覧
上図のように、
【暑中見舞】小暑 (7月7日)~大暑(7月23日)~立秋(8月8日)の前日まで
【残暑見舞】立秋(8月8日)~処暑(8月23日)~白露(9月8日)の前日まで
【寒中見舞】小寒(1月5日)~大寒(1月20日)~立春(2月4日)の前日まで
※()の日付は目安です。
梅雨明けを目安に、
暑くなったなーと思ったら暑中見舞いを、
秋になったけどまだ暑いな!と思ったら残暑見舞いを出せばいいと思います。
それでも、出し忘れてしまった!
そんな場合はどうしたらよいでしょうか?
2章でも触れたように、季節のご挨拶は残暑お見舞の時期を過ぎると年賀状までありません。
ですので、そういう場合は、○○見舞いといった形式ではなく、単なるお便りとして先方にご連絡差し上げてよろしいと思います。
駄文ながら、例文を以下に示しておきますので、ご参考にしてください。
(例文)
前略。
先日は丁寧な残暑お見舞いを頂きまして、ありがとうございました。
皆様お変わりなくお過ごしのことで何よりでございます。
私共も暑さを乗り越え、何事もなく元気に過ごしております。
暦の上ではもう秋ですが、相変わらずの暑さが続いておりますね。
季節の変わり目ですから、お身体を大切に、ご自愛くださいませ。
それではお礼まで。乱筆乱文をお許しください。 草々。
日付xxxx年x月x日
挨拶状は、相手の心身を思いやることと、心配してくれているであろう相手を安心させるためのもの。
形式にとらわれて社交辞令にならないよう、相手のことを考えて便りを出しましょう。
相手の住む地域の気候を考えて便りを出せば、多少時期が遅れても、連絡を取りたい気持ちを察して相手もうれしくなるはずですよ。
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