6月ごろはアジサイの美しい季節。でも、アジサイって毒があるって知っていました?ペットちゃんが誤って食べてしまうことも!そんなときはどうしたらいいのでしょうか?
アジサイの葉っぱは食べると毒!?その症状とは
美しいアジサイで、和菓子になったりもしますが、実は本物のアジサイには毒がありますので口に入れないようにしてください。毒がある部分は、「葉」と「つぼみ」の部分です。
日本では、そのことを知らずに飲食店で提供した結果、中毒症状を起こしてしまった、という例が報告されています。
厚生省の自然リスクのプロファイル によると、
中毒症状としては 嘔吐・めまい・顔面紅潮 といったの症状が、食後30分~40分で現れるそうです。
これは人間の場合です。
もし猫がアジサイの葉っぱを食べたら?対処法は?
人間は自分が気を付ければいいですが、猫やペットがじゃれてそのまま食べてしまったり、噛んでしまったりということもあるかもしれません。
猫ちゃんにとっても、紫陽花は毒になります。
その際出る症状は、
種名:アジサイ、など
症状:嘔吐、沈鬱、元気消失、呼吸困難、チック症状、けいれん、など。死亡する場合もあるので、食べたと分かったら直ちに動物病院へ。引用:http://www.nekohon.jp/neko/donteatplants.html
食べたとわかったら、すぐに吐き出させ、出来るだけ早く動物病院に連れていきましょう。
猫ちゃんにとって危険な植物一覧
では、紫陽花のほかに、どんな身近な植物に気を付けてあげればいいのでしょうか?
- ユリ科
種類:ユリ、スズラン、チューリップなど。
症状:脱力感、脱水、腎臓障害、視力障害、全身麻痺、皮膚炎などを引き起こす。 - キンポウゲ科
種類:キンポウゲ、クリスマスローズ、アネモネなど。
症状:皮膚接触によるかぶれや水ぶくれ。誤飲による嘔吐、下痢、呼吸困難などに陥る。 - ツツジ科
種類:ツツジ、シャクナゲ、サツキなど。
症状:嘔吐、下痢、視力障害、筋力低下、麻痺などを引き起こす。 - トウダイグサ科
種類:ポインセチア、トウダイグサ、ノウルシなど。
症状:接触による皮膚炎、嘔吐、下痢などになる。 - ナス科
種類:ジャガイモ、タバコ、トマト(葉、茎)など。
症状:嘔吐、下痢、皮膚炎、呼吸困難などを引き起こす
他にも毒性のある植物は・・・
種類:ジャスミン、ベラドンナ
症状:散瞳の危険あり。
種類:ベコニア
症状:口、咽頭、食道の刺激、流涎、粘膜浮腫などに。
種類:アサガオ
症状:幻覚を引き起こす。
種類:月桂樹、アゼリア
症状:腹痛、嘔吐、流涎、下痢などに。
種類:ヒヤシンス、スイセン
症状:球根を食べると嘔吐を招く。
他、アロエ、シクラメン、トリカブト、ヒイラギ、フジ、など。
以外と身近な植物に毒性が多いものがあって驚きました。
[参考文献]
猫の病気がよくわかる本(実業之日本社)、0才から2才の猫の育て方(高橋書店)、かわいい猫との暮らし方・しつけ方(成美堂出版)、かわいい猫の育て方(ナツメ社)
まとめ
紫陽花にある毒性と、猫が食べたときの対処、そして猫が気を付けるべき植物についてまとめました。
季節になるとたくさん見かけてとても癒される紫陽花。可愛いペットが間違って口に入れないよう、気を付けてあげたいものです。