低気圧(台風)が来ると、なんとなく身体がだるかったり、関節が痛んだり。
頭痛(片頭痛)になるという方も多いのではないしょうか?
それはどうして起こるの?
その原理と、痛みを緩和するための対処法について。
1章 低気圧(台風)とは何か
まず、低気圧とは何でしょうか?
読んで字のごとく、気圧が低いところ、という意味ですよね。
では気圧とは何か?と言いますと、それは空気の圧力のこと。
水圧を考えれば分かりやすいですが、深いほど(水が多いほど)その強さは大きくなりますよね。
同様に気圧の場合も空気が多いほど圧力が大きくなります。
飛行機に乗って上昇すると空気が薄くなって気圧が低くなる体験は多くの方がされていると思います。
では平地で気圧が低いとどうなるかと言いますと、
そこは空気がない状態のため、空気が流れ込んでくる動きができます。
つまり上昇気流が発生することになります。
(上空より平地の方が空気が多いため、下から上への動きになる)
余談ですが、だから低気圧が来ると天候が崩れるというわけなのです。
(上昇した気流が上空で冷やされて雲になり雨を降らせる)
2章 低気圧が頭痛を引き起こす原因について
まず、頭痛には3つの種類があります。
片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛です。
●片頭痛
頭の片側もしくは両方がずきずきと痛むもの。血管の収縮が原因とされています。
●群発頭痛
こちらはストレスにも関係しており、人間関係や仕事などのストレスを抱えることで起こる頭痛です。
●緊張型頭痛
これは長時間のPC作業や気温低下による肩こりなど筋肉の緊張による血流の悪化によっておこる頭痛です。
台風などの気圧によっておこる頭痛は片頭痛に分類されます。
■原因は?
具体的に頭痛を起こす原因は、
気圧が下がったことにより血管が膨張し、他の神経を圧迫し、頭痛を引き起こしてしまうのです。
3章 低気圧が引き起こす頭痛の対処法
ではどういった対処法があるのでしょうか?
低気圧による片頭痛の原因は、気圧の変化による血管の膨張によるもの。
なので、「脳の血管を安定させること」で、改善が見込めます。
具体的には、
・頭を冷やす…痛む部分を冷やすことで、血管の拡張を抑え、症状の改善が期待できます。
・コーヒー…コーヒーには血管を収縮させる作用があるため、低気圧によって拡張した血管を元に戻す効果を期待できます。
・生活習慣を整える…これを言ってしまっては元も子もなのですが、健康な人ほど低気圧の影響を受けにくくなります。ストレスにつよい内臓の状態にしておくことで、気圧の変化による体調不良を防ぐことができます。
・PCなどの光から遠ざかる…目から刺激で脳は活発になります。症状が緩和するまでは、休憩するのがよいでしょう。
まとめ
PCを使うことが多い現代、片頭痛持ちの知り合いが多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も、頭痛はないにしろ、体調が悪くなります。
そんなときは、冷やしたり、コーヒーブレイクするなど、無理せず一呼吸を。
また日ごろからストレスに強い内臓作りを心掛けたいものですね!