暖かくなってきて虫も無視できない(!?)気候になってきました。
天然由来で虫よけになる?というハッカ油についてまとめました。
さらに、ハッカ油は猫にはNG?ということで愛猫家の方のために
そのほかの虫よけの提案も!
1章 ハッカ油で虫よけ効果あり?
そもそもハッカとはなんでしょう。
スーッとするものにミントもありますが、どう違うのでしょうか?
狭義でのハッカとは薄荷と書き、シソ科ハッカ属の中の
ニホンハッカ、ペパーミント
をさします。
一方ミントはハッカ属もしくはメンタ属、ミント属の植物の総称です。
広義でみると、ハッカはミントの仲間ということですね。
特にニホンハッカには、ペパーミントの2倍ものメントールが含まれています。
だからハッカはミントよりも辛い(スーッとする)印象があるんですね~。
■虫よけの効果
・蚊やゴキブリが寄ってこない
蚊やゴキブリに対して忌避効果があると認められています。
ただし、効果は長くても2時間と短いため、こまめな散布が必要となります。
そのかわり、コスパは良い!
・その他、コバエやアリ、ダニなどにも
↑の生き物たちにも効果があるといわれています。
ハッカ油には虫よけ以外にもたくさんの使い道があるようですが
それはまた別の機会にまとめたいと思います。
2章 ハッカ油の虫よけの作り方
ハッカ油の虫よけの作りかたです。
【用意するもの】
・無水エタノール
・ハッカ油
・精製水
・スプレー容器
※容器を選ぶとき、ハッカはポリスチレンを溶かしてしまうため
それ以外のポリプロピレン(PP) もしくはポリエチレン(PE)などを選びましょう。
【作り方】
①無水エタノール5mlに、ハッカ油を10~15滴入れてよく混ぜます。
②スプレー容器に移し、そこに50mlの精製水を入れ、良く振り混ぜます。
これで完成!
※必ず無水エタノールにハッカ油を混ぜて油を溶かすこと。
水と油では混ざりません。
※使用期限は1週間~10日
※肌につける場合は精製水、それ以外はミネラルウォーター
(外にまく場合は水道水でもOK)
※ハッカの匂いがなくなると、効き目がなくなります
とっても簡単ですね!
3章 ハッカ油以外の虫よけ~猫にもOKなものは?
こんなにコスパもよいハッカですが、注意が必要なことがあります。
それは、「猫」!!
猫にとって、ハッカは命に係わる危険な物質!
ハッカというより、精油というものが危険なのです。
ハッカ油は「植物誌の脂溶性化学物質」という分類なのですが
これは体内で分解しないと毒になります。
人間や犬は、この物質を分解する酵素を肝臓にもっているので大丈夫なのですが、
猫はこの酵素を十分に作ることができません。
市販のペット用の虫よけは犬を対象に作られていることが多いので
犬猫兼用のものなどは、成分に精油が入っていないか要チェックです。
さて、では猫ちゃんでもOKな虫よけにおすすめなのは??
それは「ニームオイル」です。
[su_quote cite="ニームオイルとは" url="https://kotobank.jp/word/%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB-590954#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89"]センダン科の常緑高木、ニーム(インド栴檀(せんだん))の種子からとれる油分。昆虫の摂食や成長などを阻害する効果があるため、害虫駆除に利用される。ニーム油。[/su_quote]
園芸の虫よけによく使われるものなのですが…
インドでは古くからアーユルヴェーダに用いられ「村の薬局」と呼ばれるほどの効果があるほど!
作りかたは以下です。
【用意するもの】
・ニームオイル
・精製水
・スプレー容器
100倍希釈の水溶液を作ればOK!
100ccの容器なら5ccのニームオイルを入れて水溶液を創りましょう。
保存は冷蔵庫でするとよいでしょう。作り方もとっても簡単でしょう?
柑橘系の香りがして、私は結構好きです。
※人間や猫には効果がありますが、
ウサギ、ハムスターや魚などには毒性になりますのでご注意。
※ニームオイルと呼ばれる商品がたくさん出回っているようですが
農薬の成分分析結果を公表している企業の商品が安心ですね。
まとめ
この夏はハッカでひんやりと虫よけしつつクールな夏を。
猫を飼っている方は、
ニームオイルの柑橘系の香りに癒されつつ虫のいない快適な夏をお過ごしください♪