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熱中症と夏バテ、症状の違いは?予防と対策、効果的な処置方法

暑い季節に気を付けたいのは

熱中症と夏バテ。
この二つ、よく聞くけれどもどう違うのだろう。

症状の違いと、それぞれの症状に合った予防法は?
また、そうなってしまった場合、どうしたら効果的?
  

1章 熱中症と夏バテ、それぞれの症状

 
[su_quote cite="熱中症とは" url="http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000124640.pdf
"]「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。[/su_quote]

熱中症は脱水症状とも間違いやすいのですが、
脱水症状はつまり、水分が足りない以外は問題がない状態のこと。
 
熱中症の場合は、単に脱水症状があるだけでなく、
体の自律的なコントロールが効かない状態にあります。
 
最も分かりやすいのが、冒頭にもありましたが体温維持。
 
健康な人は、体温を一定の温度に保とうとします。汗をかくのもそのため。
一方熱中症の人は、新陳代謝が悪くなるのに水分は体の中に保持されているから肌は白くなっていくし、水分はあるのに汗をかかなくなってしまうため、体温が上がりっぱなしになります。
 
これが進行すると、腎機能に支障をきたし尿がでなくなり、結果、老廃物を体外に排出できなくなり、尿毒症となります。そうなると最悪の場合、死に至る危険があります。
 
具体的な症状は以下。
 
●熱中症の症状
・めまい、立ちくらみ
・手足のしびれ
・筋肉のこむら返り
・気分が悪い
・頭痛
・吐き気、ムカムカ
・倦怠感
・虚脱感
・いつもと感じが違う
・意識消失
・体が熱い

熱中症には4段階あり、症状が軽い順に以下のように名前がついています。
熱失神→熱けいれん→熱疲労→熱射病
 
 
一方、夏バテはどうでしょうか。
 
[su_quote cite="夏バテとは" url="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E3%83%90%E3%83%86"]夏バテ(なつバテ)とは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。 暑気中り(しょきあたり)、暑さ負け、夏負けと呼ばれることもある。 本来は秋口に体調を崩した際、夏に体力が弱った影響で体調を崩したという意味であり、夏の時期で体調の悪さを表すのは誤用である。[/su_quote] 
誤用されていることが多いような。。。?^^;
具体的な症状は以下です。 
 
●夏バテの症状
・全身のだるさと疲労感
・食欲不振
 
こちらは熱中症よりは緊急度が低そうな感じですね。
でも、自律神経の乱れがあるのでこちらはこちらで注意が必要です。
 

2章 熱中症と夏バテ、原因は?

 
さて、症状を見てきましたが、
発症する原因はどういったところにあるのでしょうか?
  
結論からいうと、
高温多湿環境化にあることで引き起こされるという意味では同じですが
熱中症の方がより急激な変化によって短いスパンで引き起こされるようです。
さらに症状としては大きな違いがありますので、よくよく観察されることをお勧めします。
 
●熱中症の原因
・高温多湿
・強い日差し
・通気が悪い
・激しい運動
・炎天下での長時間の活動
・水分補給不足
 
●夏バテの原因
・室内外の温度差による自律神経の乱れ
・高温多湿な環境下での汗のかきすぎによる水分不足
・熱帯夜による睡眠不足
  

3章 予防と処置法

最後に、それぞれの予防と処置法をご紹介します。

●熱中症の予防
・暑さを避ける
 熱中症は屋内外に関わらず発症します。室内では扇風機やエアコンで室温調節を、屋外では日陰や日傘などを使い直射日光に当たらない、またこまめな休憩をとるなど心がけましょう。
 また、身体に熱が溜まらないように、通気性のある衣服を着用すること。首などに濡らしたタオルを巻くなど、身体を冷やす工夫をされるとよいでしょう。
 
・こまめに水分補給を
 室内でも、のどの渇きを感じる前にこまめに水分と塩分を補給すること。
 
●熱中症の処置
 
予防していても熱中症になってしまった場合の処置です。

・涼しい場所へ移動する
・体を冷やす(衣服をゆるめ、血流を良くする)
・水分補給
 ※普段とは比較にならないほど電解質が不足しているため、ポカリスエット等のスポーツドリンクは避けること。どうしてもポカリスエットしかない場合は、食塩を1g程度入れて飲むとよいでしょう。
 (参考URL:http://www.yasai-kutikomi.com/archives/432.html)

※自力で水が飲めない場合、意識がない場合はすぐに救急車を!
 
●夏バテの予防法
・食事
 栄養価の高い食事を心がけること。
 食欲が減退しがちな夏場は、量より質を心がけるといいですね。
 
・室内での過ごし方
 室内外の温度差が5℃を越えると、自律神経が乱れやすくなります。エアコンの温度調節に気を配りましょう。 風が直接あたらないようにするだけでも違います。何かを羽織ったりするのもいいですね。
 
・よく眠る
 よく眠って疲れを溜めないことが一番の予防です。
 
●処置(というか解消)
・ビタミンB1,B2を取る
 夏はそうめんや冷やし中華など炭水化物をよく食べますが、
 それらをエネルギーとして吸収するにはビタミンB1、B2が必要です。
 それが不足すると炭水化物はエネルギーとして吸収されず疲労物質になってしまいます。
 主な食材は、豚肉、レバー、マイタケ、ホウレンソウなどです。
 
・クエン酸を取る
 食欲不振には酸っぱいもの。
 また、こちらも炭水化物の消化に欠かせない成分になっています。
 主な食材は、梅干し、レモンなど
 
・眠る
 ぬるめのお風呂にゆっくりつかるとよく眠れますよ。   

まとめ

いかがでしたでしょうか。
熱中症の方が意外と危険度が高くて驚きました。
自分の体感を大事にして、こまめに水分は撮るように心がけましょう。
とはいえ、夏バテも長引くようだとほかの病気を誘発しかねませんので、あまり長く疲れが取れないときは、病院を受診しましょう。

無理をせず、自分に優しく、夏をエンジョイしましょう♪

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